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【実例】名刺サイトひとつで受注の流れが変わった、フリーランス1年目の話

2026.06.29 読了 6分 ちょうどいいweb屋さん
名刺サイトを通じてフリーランスを紹介する場面

副業でデザインの仕事を始めて半年。Instagramのフォロワーは500人を超えていました。でも、依頼は知人の紹介だけ。SNSからは1件も来ない。

そんな状態だったあるフリーランスの方から、相談が届きました。

「名刺サイトを作ってから、仕事の取れ方が変わりました」——今回は、その方の実例をご本人の許可を得てご紹介します。

クラウドソーシングで提案を送っても、返事がこない

「SNSだけでは限界かもしれない」と感じ、次に試したのがクラウドソーシングサービスへの登録でした。SNSだけで十分?お店・教室がホームページを持つ意味で触れているとおり、この感覚は多くの方に共通しています。案件を見つけては提案文を送る。また別の案件に送る。その繰り返しでした。

でも、返事はほとんど来ませんでした。

なぜ選ばれないのか、最初はわかりませんでした。提案文は丁寧に書いていました。実績だって、ゼロではない。それでも音沙汰なし。

あるとき、発注側の立場で考えてみました。クラウドソーシングには、同じ案件に何十人もの提案が届きます。その中から誰かを選ぶとき、発注者は何を見るでしょうか。

「この人、本当に大丈夫かな?」——その不安を消せた人が、選ばれます。

プロフィールに書かれた文章だけでは、信頼の根拠が薄い。「もっと詳しく見たい」と思ったとき、飛べる先がない。サイトのURLがプロフィールに貼ってある人と、そうでない人では、その時点ですでに差がついていたのです。

SNSを毎日更新しても、問い合わせが来なかった理由

Instagramには、制作した作品を定期的に投稿していました。デザインの作業過程を見せるリールも好評で、フォロワーも少しずつ増えていきました。

でも、問い合わせには繋がりません。「いいね」はつきます。フォローもされます。でも仕事の依頼は来ない。

その理由がわかったのは、知人に言われた一言でした。

「あなたのInstagram、どこで仕事の依頼ができるか、全然わからないんだよね」

そのとき初めて、自分のSNSを「依頼したい人の目線」で見直しました。投稿が並んでいます。でも——料金は?どんな仕事ができるの?どうやって頼むの?——何もわかりません。

自分では発信しているつもりでした。でも、依頼したい人の目には「何をしている人かわからない、よく知らないアカウント」に映っていたのです。「公式の入口が、ないんだ」と気づいた瞬間でした。

名刺サイトを作ってみた——「1枚のプロフィールページ」という感覚で

名刺サイトを作ろうと決めたのは、その気づきから数日後のことでした。「ホームページを作る」という大げさなものではなく、「自分の紹介ページを1枚作る」という感覚で動き始めました。

掲載したのはシンプルな4項目だけです。

  • 自分が何者か(プロフィール)
  • どんな仕事ができるか(できること)
  • 過去にどんな実績があるか(実績・作品)
  • どうやって依頼するか(問い合わせ導線)

「実績がまだ少ないから…」と迷っていましたが、文章のたたき台を一緒に作ってもらえたことで、思ったより短い期間で公開にこぎつけました。

公開したその日、SNSとクラウドソーシングのプロフィール欄にURLを追加しました。そこから、少しずつ流れが変わっていきました。

変化① SNSとはまったく違う「権威性」が生まれた

これが、いちばん想定外の変化だったとおっしゃっていました。

SNSのアカウントは、誰でも5分で作れます。フォロワーが多くても、投稿がおしゃれでも、「ちゃんとした事業者かどうか」の判断材料にはなりにくいのです。

でも、自分の名前やサービス名でサイトが出てくると話が変わります。

「サイトを持っている人」は、それだけで一段、信頼のステージが上がって見えます。

取引先の担当者が上司に説明するとき、「このフリーランスに頼みます」と言うよりも、「このサイトの方に頼みます」と言える方が、ずっと話を進めやすくなります。名刺サイトは、紹介してくれる人が説明に使える資料にもなっていたのです。

また、名前で検索したときに「出てくる」という事実自体が、権威の証明になります。SNSのアカウントだけでは、検索しても何も出てこない——それが、依頼をためらわせていた一因だったかもしれません。

変化② 「ちゃんとした人」に見られるようになった

実際に、ある取引先からこんな言葉をもらったそうです。

「サイトがあったので、信頼できると思って連絡しました」

中身よりも、「ある」という事実が、信頼の入口になります。SNSだけのときは、どんなに発信を重ねても、この「安心感」は生まれませんでした。

特に初対面の相手、紹介のない相手への説得力は、サイトの有無でまったく変わってきます。

変化③ 紹介なしの問い合わせが来るようになった

名刺サイトを公開してから3ヶ月で、知人の紹介なしの問い合わせが3件届きました。そのうち1件は受注につながりました。

「数は多くない」とご本人はおっしゃいます。でも、その3件は以前なら絶対に来なかった問い合わせでした。検索して見つけてくれた方、SNSのプロフィールからサイトに来てくれた方——名刺サイトが、自分を知らない人との接点を作っていました。

SNSだけで活動していた前半と比べると、明らかに「流れが変わった」という感覚があったといいます。

「まだ実績が少ない」こそ、作るタイミングかもしれません

この方がよく口にしていた言葉があります。

「もっと早く作ればよかった。後回しにしていた半年が、もったいなかった」

名刺サイトは、実績をアピールするためだけの場所ではありません。「あなたに頼みたい人が、安心して一歩踏み出せる入口」を作るものです。

実績が少なくても、これまでの経験ややりたいことが伝わる構成にすれば、それが立派な「公式の入口」になります。後回しにする理由は、実はほとんどありません。

迷っているなら、まずは気軽にご相談ください。「何から始めれば」の状態でも大丈夫です。文章のたたき台も一緒に作ります。

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