「ホームページの文章をください」と言われて、止まってしまうことがあります。
メニューや料金表はある。お客さまから聞かれることも分かっている。でも、それを“ホームページらしい文章”にしようとすると、何から書けばいいか分からない。
原稿づくりの相談では、完成した文章より先に、会話やメモを並べます。まず必要なのは作文の力ではなく、材料です。この記事では、箇条書きで出せば原稿の土台になる5つを紹介します。
検索のためにも、先に読んだ人が分かる文章にする
GoogleのSEOスターターガイドは、ユーザーが内容を見つけ、理解しやすいことを基本に挙げています。検索語を無理に増やすより、初めて来た人が「何のお店で、相談できるのか」を判断できる情報を置く方が先です。
たとえば「丁寧に対応します」と書く前に、営業時間、相談の流れ、料金の目安を書けているかを見る。書く順番を変えると、原稿は進めやすくなります。

1. このページを見てほしい人
「誰でも歓迎」は悪い言葉ではありません。ただ、トップページの一文を書くときは、いちばん相談してほしい人を一人思い浮かべた方が書きやすくなります。
整体院なら「初めて整体に行く、肩こりがつらい会社員」。教室なら「習い事を始めたい小学生の保護者」。士業なら「開業したばかりで、何から相談すればいいか分からない人」。このくらいで十分です。
メモには、次の3行だけ書いてみてください。
- どんな人に見てほしいか
- その人が今困っていること
- ページを読んだ後にしてほしい行動

2. 何をしていて、どこまで頼めるか
事業をしている本人には当たり前でも、初めてサイトを開いた人には何も伝わっていません。理念や想いの前に、サービスの内容と対応範囲を短く言い切ります。
「奈良市で、初めての方にも相談しやすい完全予約制の整体院です」「大阪市内で、個人事業主の開業後の経理相談を受けています」のように、地域・相手・サービスを一文に入れると伝わります。
そこに「料金の目安」「対応エリア」「オンライン可否」「予約方法」のうち、問い合わせ前に聞かれやすいものを足します。きれいな表現より、相手が自分に関係あるか判断できる情報を優先しましょう。
3. お客さまが迷うところ
原稿が増えないときは、説明をひねり出すより、実際によく聞かれる質問を思い出すのが早いです。料金、所要時間、持ち物、子ども連れ、対応エリア、初回の流れ。こうした質問は、そのまま見出しやFAQの材料になります。
「初めてでも安心です」とだけ書くより、「予約から当日までの流れと持ち物を、予約前に案内しています」と書く。読んだ人が次に何をすればよいか見える文章に変わります。

4. 選ばれる理由は、当たり前の作業にある
大きな受賞歴や派手な実績がなくても、選ばれる理由はあります。たとえば「最初に費用の目安を伝える」「女性スタッフが対応する曜日が決まっている」「紹介なしでも予約できる」「車で30分圏内へ出張する」といった、普段の運用です。
抽象的な言葉を見つけたら、実際に何をしているかに置き換えてみてください。
- 「丁寧に対応」→ 初回は内容と費用の目安を先に案内する
- 「地域密着」→ ○○市から車で30分圏内に対応する
- 「初めてでも安心」→ 予約から当日までの流れを事前に載せる
この変換だけで、どこにでもある文章から、その事業の案内に近づきます。
5. 問い合わせ前に確認したいこと
ホームページを読んだ人がすぐ連絡するとは限りません。料金、場所、予約方法、支払い、キャンセル、対応できる条件を確認してから判断する人も多いはずです。
全部を長く説明する必要はありません。迷われやすい項目を、トップページ、サービスページ、FAQのどこに置くか決めるだけで進みます。スマホで自分のサイトを開いて、料金と問い合わせ先にすぐたどり着けるかも見てください。

箇条書きから、最初の一文をつくる
5つが出たら、次の順番でつなげます。
- 誰に向けたサービスか
- 何をしているか
- どんな不安に答えられるか
- 予約・問い合わせ前に見られる情報
たとえば「奈良市で、初めて整体に行く女性向けの完全予約制整体院です。肩こりや腰痛の相談を受け、施術前に内容と料金の目安をご案内します。服装、所要時間、駐車場も予約前に確認できます」と書けます。
この一文を出発点にして、料金、サービス、プロフィール、FAQを分けていけばOKです。

文章が完成していなくても、相談は進められる
今あるメニュー表、Instagramの投稿、チラシ、よく聞かれる質問、参考にしたいサイト。これらがあれば、完成原稿を最初から一人で書く必要はありません。
既存サイトの文章が古い・探しにくい場合はWebなおしで整えられます。新しく始めるなら、おてがるホームページplusの「あんなホームページがいいなを29,800円で実現する」プランがあります。まず名刺代わりの窓口が必要な方は名刺サイトも選べます。
「何を書けばいいか分からない」段階からで大丈夫です。今使っているメニュー表やURLを添えて、お問い合わせください。
よくある質問
文章が短くてもホームページになりますか?
なります。まずはサービス、料金の目安、対応範囲、問い合わせ方法を分かるようにすることが先です。必要な情報から少しずつ増やせます。
AIに文章を書かせても大丈夫ですか?
下書きや並べ替えには便利です。ただし料金、営業時間、対応条件、実績は必ず実際の内容を確認してから公開してください。
写真も文章もそろっていません。
使えるメニュー表、スマホ写真、普段の説明を集めるところから始められます。足りないものを一緒に確認し、公開する範囲を決めます。
ホームページは高すぎる。そう感じる小規模事業者・個人事業主のためのweb支援です。



