広告を出すとクリックはある。それでも予約、電話、フォーム送信が増えない。そんなときに、すぐ「広告が失敗だった」「予算が足りない」と決める必要はありません。
お店・教室が最初に確認する順番は、1. そもそもページに着いているか、2. 広告とページの約束がつながっているか、3. 問い合わせまで迷わず進めるかです。数字と実際のスマホ画面を一緒に見れば、次に直す場所を一つに絞れます。
この記事は、広告でクリックが生まれた後の確認方法です。業種を問わない成果保証や、一律の「正解のクリック数」は示しません。
まず、問い合わせを「成果」として測れているかを確認する
クリック数は広告を押された回数で、問い合わせ送信とは別の行動です。Google Adsも、改善の前に現在の成果を測定することを案内しています。予約完了、フォーム送信、電話タップのうち、今回いちばん大事にする行動を一つ決めましょう。
広告のクリック数とGoogle Analyticsのセッション数は、常に同じにはなりません。ページの表示、計測設定、同意画面などの事情でも差が出るため、差だけを見て広告を直し始めず、計測状況も確認します。計測の考え方は、Google Adsのウェブサイト コンバージョンのトラッキング、差が出る理由はクリック数とAnalyticsのセッション数が異なる理由でも確認できます。
1. そもそもページに着いているか
最初は、広告をクリックした人が指定したページを開けているかを見ます。自分のスマホで広告のリンク先を開き、次を確認します。
- 目的のページがエラーなく開く
- 広告で案内したサービスのページに着く
- 問い合わせ完了を成果として計測できる設定になっている
クリックはあるのに、ページ側のアクセスや問い合わせ計測がほぼ動かないなら、広告文を変える前に到達と計測を確認します。Google Adsも、十分な流入があっても成果が伸びない場合は、まず測定してから改善することを案内しています。コンバージョン率を改善するための公式案内も参考にしてください。

2. 広告とページの約束がつながっているか
広告を押した人は、広告で見た内容の答えを最初の画面で探します。検索広告なら検索語と見出し、Instagram広告なら画像や短い訴求と、ページの冒頭がつながっているかを見ます。
たとえば広告で「○○市で予約できる整体」と伝えたなら、ページを開いてすぐに、誰のための何のサービスか、対応地域、予約方法が分かる状態を目指します。ページをきれいに作り直す前に、最初の画面で次の4点を確認してください。
- どんな人向けのサービスか
- 何を頼めるのか
- 地域・料金・条件のどれを先に知れるか
- 次に押す予約・相談ボタンはどれか
広告の言葉と着地ページがずれていると、クリックした人は「思っていた内容と違うかも」と判断して戻ります。広告からの流入だけに限定して見れば、サイト全体を一度に直さず改善箇所を選べます。広告を始める前の受け皿を見直したい場合は、ホームページを作ったあと、広告を出す前に整えておくことも参考にしてください。

3. 問い合わせまで迷わず進めるか
サービス内容を読んだ人が、次に何をすればいいか分からなければ、問い合わせは完了しません。スマホで次を試します。
- 画面を少し見ただけで予約・問い合わせの入口を見つけられる
- ボタンを押すと意図したフォーム、電話、予約ページへ進む
- フォームの入力項目が多すぎず、送信後の完了画面まで確認できる
- 営業時間外、対応地域外など、先に知りたい条件が分かる
ボタンを増やすことより、「何の相談を、どの方法で、どこまで進めばよいか」をはっきりさせる方が先です。電話を主な入口にする場合も、タップできる番号と受付時間を近くに置きます。

直す場所は、一度に一つだけ選ぶ
広告、ページ、フォームを同時に変えると、何が効いたのか分からなくなります。3つの確認が終わったら、その週に直すことを一つだけ選びます。
| 状態 | 最初に直す場所 |
|---|---|
| クリックとページ側の記録が大きく離れる | リンク先、表示、計測設定 |
| ページは読まれるのに早く離脱される | 広告の訴求と冒頭の一致 |
| サービスは読まれるのに問い合わせがない | 入口、フォーム、条件の見せ方 |
改善後は、同じ期間でクリック、ページ到達、問い合わせ完了を並べて見ます。少ない予算の初期ほど、変えたことをメモしておくと次の判断がしやすくなります。数字の基本を先に整理したい場合は、Web広告の効果、最初はどの数字を見る?お店・教室のための4指標もご覧ください。

予算や媒体を見直す前に
到達、約束、入口に問題がなければ、媒体や予算の判断へ進みます。予算を増やす前に、お店・教室のWeb広告、まず月いくらから試すべき?で少額テストの考え方を確認できます。Google広告とInstagram広告のどちらから始めるか迷う場合は、Google広告とInstagram広告、開業したばかりならどっちから?も参考にしてください。
よくある質問
クリック数が少ないうちは、ページを直しても意味がありませんか?
あります。最低限、リンク先が開くこと、広告の内容と最初の画面がつながること、問い合わせが完了できることを整えておけば、次のクリックを無駄にしにくくなります。件数だけで急いで結論を出さず、計測できる状態を先に作ります。
どこが原因か自分で判断できないときは?
広告の画面、リンク先のページ、問い合わせフォームを同じ順番で確認します。ちょうどいいweb広告では、広告だけ・ホームページだけに分けず、止まっている場所を一緒に確認します。
まとめ
クリックがあるのに問い合わせが来ないときは、広告費を増やす前に、到達、約束、入口を順に確認します。今の広告とページのどちらから直すべきか迷う場合は、ちょうどいいweb広告またはお問い合わせから状況を教えてください。Webにかける費用を、ちょうどよく。
ホームページは高すぎる。そう感じる小規模事業者・個人事業主のためのweb支援です。



